2006年10月21日〜22日
坂内24時間エンデューロレポート レポーテッドバイ いくろ〜
今年の夏に阪下でハッピーファンオフロードが有ったそうな。
で、イベント終了後のその日の夕方に
イカレポンチのおっさん共がなにやら楽しそうな話をしている中でふと坂内24時間の話題が出た。
その前にイカレポンチのおっさん共がどんな面々かを軽く紹介。
スカルの蒼Gas(チーム監督兼ライダー)
スカルの親分(傭兵)
スカルのHISA(傭兵)
裏スカルの怪人(傭兵)
WISTRIAのFujii(傭兵)
MCおやじちゃん(傭兵)
ちっちゃいおっさん(傭兵)
塩っぱのコバ(傭兵)
旧伊賀忍者(傭兵)
ぽっちゃりのタマ(傭兵)
ぽっちゃりないくろ〜。(傭兵)
以上の11人。オレ意外は濃ゆい面々。。。果たしてちゃんと纏まるのか???
9月。。。10月と月日が経つに連れてバイクの仕様やチームの目標がだんだんと形になってきた。
どうやら蒼監督曰く完走やクラス優勝は当たり前。
このメンバーなら総合優勝するんが目標や!!!って。。。すげぇ。鳥肌立ってきた。
イカレポンチライダーズは確かに凄い面々や。こん中にオレが混じっても良いんか?良いんかオレ。
★10月1日・8日(日)阪下にて本番用マシンの試走
マシンは怪人さんのXR100改
XR100かエイプ100のエンジンをCR85のフレームに載せたスペシャルバイク。
TT−R125にも乗ってるオレとしては正直100tベースのエンジンで登るかな?
って思ってたけど、そんな不安は走り出したらすぐに消えて「こりゃオモロイ。」を連発。
車体のベースがCRなだけに走ってて不安がない。
とにかくフロント周りの安定感が高くて苦手な下りを少々無理に入っていってもコケル気がせえへんかった。
平地で8の字を描いて走っても加減速共にいきなりズルッっと滑るのではなく、
サラ〜って感じで初乗りでもある程度コントロールが出来て面白く楽しい。
で、18時頃にナイトラン。夜のコースって走ったこと無いし。どおするよ?
とりあえず試走やし。
模擬コースは行かずストレートから例の忍者池の手前で左にショートカットしてみるが
「恐い。怖い。こわい。コワイ。KOWAI」
ほんまにこわい。ギャップは見えんし小石もゴロ石も見えん。
走り慣れてる坂下でコレやったら走った事の無い坂内、しかも河川敷のガレなんかどないなるやろ。。。
唯一の救いは車重の軽さから来るリカバリーのしやすさかな?
この時「夜は無理しやんとこ」って堅く誓った。
で、試走の感想はオレが乗ってコレやったら他のイカレ共が走らしたら総合優勝もいけるんちゃう?
て思ったよ。ほんまに。
★レース前日の金曜日の晩
蒼監督を始め数人は既に岐阜県坂内村へ出発している頃オレは真逆の和歌山に向かってた。
方向音痴じゃないで。仕事でやで。
20日の金曜日は晩からも和歌山で作業が有るし、
明日は朝一で坂内やから寝れるうちに寝とかなアカンと思うも寝る間も無く
昼間の仕事を終え晩ご飯を食べチョットゆっくりする間もなくもう和歌山の現場へ出発。。。
作業内容は溶接の補修作業。。。朝まで。。。足場の悪い狭い所で。。。殆ど上向き溶接。。。なぁ〜むぅ〜。
でも、早い時間から段取りしたおかげで4時には家に帰ってこれた。
とりあえずシャワー入って荷物をカバンに詰め込んだら5時過ぎ。
タマとの待ち合わせは6時やし30分位寝れるかな?って思ってたら…「やってもたょ。」
時計を見たら7時じゃん。携帯を見たらタマから何回も不在着信が。。。あわあわ。。。
急いで坂内に向かうも近畿道が吹田まで13キロの渋滞。。。有りえへん。。。
高速を降りて中環を走るも渋滞。。。有りえへん。。。無事着くのかな?
車内で寝るつもりやったけどウキウキしてるのか
単にナチュラルハイなのか全く寝れず無事坂内に11時過ぎに着いた。
コースを見ると既にバイクはスタート地点に並んでてスタート寸前。
駐車場に車を止める場所を探してたら怪人さんがピットはあそこやから。って教えてくれた。
でも表情は硬い。やっぱりスタート前は緊張するなぁって感じやけど、どうも違う。
何と、スタートライダーのスカルの親分を始め、ちっちゃいおっさん、HISAさんの3人が未だ到着してないらしく、
急遽大盛りの朝食を食べ終わったMCおやじちゃんがスタートライダーに!
前々からスカルの面々は集まりが悪いとは聞いてたがコレ程とは。さすが!
レースは既にスタートしてるし、何時でも行ける為早速着替えてピットに下りて来た頃に金色のミニバンが来た!
しかも助手席の親分 満面の笑顔!
到着の直前まで車内は無言やった事を感じさせへん位の笑顔はサイコーでした。
これで全員が揃い「スカルと仲間たち」の24時間が始まりました。

24時間を10人のライダーで走るため1人当たり2時間チョイなんやけど、
監督の采配は取り敢えずコースを憶える為に全員一人2周を走行。で、
一巡したその後は1時間を2セット。ライダーの数が多いので十分な休息を取れるのが嬉しい。
けどオレはコースを2周を走った位じゃ憶えれる訳がない。
阪下のアクションでさえ2時間は掛かるのに。。。
しかも1回目の走行時間は22時の真っ暗からのスタート…怖いよ〜。
14時頃しばらくの間レースを観戦。だいたい1周平均7分半のところを、
ちっちゃいおっさんが6分10秒という途轍もないタイムを出してきた。
このタイムがきっかけとなり
後に続くイカレポンチライダーズが何を思ったかタイムアタック並みの走行をし始める。
ちなみにオレは7分30秒。怪人さん7分15秒…で走る中
タマ6分15秒。。。しかも1周目で。。。2周目はどんなタイムやろか?って思いながら
MCおやじちゃんと他車が千切って行ったコーステープを直してたら、
何処からか「いくろ〜!」ん?振り返るとそこには血相な顔してタマが駆け足て帰って来た。
全員「どないしたん?」
タマ「はぁはぁ。チェ、、、チェーン切れた。」(切ったった。)
全員「えっ?なんですと?バイクは何処?」
タマ「ストレートエンド。まだ山に登る手前」
そんな会話をしてる内に
タマと怪人さんとFujiiさんとMCおやじちゃんが新品のチェーンと工具を持って現場に消えて行った。
あと22時間以上も有るのに、、、バイクが持つのかと監督は不安って言うか胃が痛かったやろなぁ。
その後は大きなトラブルも無く周会をこなしていく。
16時頃 睡魔がやってきた。そう言えば昨日から2時間弱しか寝てない。
夜間走行の為にヘルメットにペンライト等を取り付ける。
寝ようと思った時、なにやら良い香りが。。。
なんとオフィスアクション代表のだいまおーといまちゃんが差し入れ。
肉じゃがを創ってくれて皆で食べよし。って。で、この肉じゃがメッサ美味い。2杯を余裕でペロッて入った。
ごちそうさまでした。
18時頃 睡眠。(食うたら寝るオレ最高!)
21時頃 タマに起こしてもらって起床。もちろん真っ暗。
走れる準備をしてピットに行くと順位としてはまぁまぁな所に居てるみたい。
皆のタイムは夜間の為か8分半から9分半の間で昼間の走行の約1分落ち。
準備運動とコケません様にと言い聞かせコースインするも
ヘッドライトとペンライトが前走車の埃に反射して前が見えん。(霧の中をライトをHighで走ってる感覚)
おまけにコースなんて殆ど憶えてないし。。。長い1時間になりそうや。
乾いて白くなってる路面を頼りに「多分この辺」って言う感覚で走ってたら、
後ろからメッサ明るいバイクが迫って来た。
多分#6のXR250と思う。昼間みたいに明るくて、コレを逃がしたら又暗くなる。
と思い必死で逃げる。(監督ゴメン)悪いとは思ったけどブロックもした。
1周半位抑えれてたけど明るいバイクはピットに入りはったのか次の周は又、埃の反射と戦う。
何周目かの登りで大きな石を踏んだみたいでバイクがいきなり斜め方向に飛ばされる。
幸い無転倒。全身から汗が噴出しヒヤッヒヤで体は緊張してガッチガチ。
暗い中で目を開けっ放しにしてたのか怖くてか涙がポロポロ出てくる。(テトリスを集中してやってる時みたいな感じ)
とにかく集中。コケたらアカン。コケたらアカンと何度も言い聞かせ
今出来る事に集中して1時間を走りタマに渡す事が出来た。
コースの状況とバイクの状態。空気圧が低く感じたのでチェックしたらやっぱり低かった。
で、空気を入れてる時にマフラーの接合部が割れて直管状態になっているのを発見した。
恥ずかしながらオレ走ってる時全く気付かず。(不満無く登んねんもん。)で、
マフラー交換している間に各部点検を実施を済ませタマがコースイン。

走り終えるとスカル親分が「いくろ〜さん速かったですね。8分1秒ですよ。」と教えてくれた。
え??そんなにエエタイムやったんですか?って監督に聞くと
「夜間走行では今の所チーム内でトップですわ。。。」と、、、ちょっと怖い顔でおっしゃられた。
えっ?オレやっちゃった?イカレた面々に又火を着けちゃったの?
もしかしたら又タイムアタックモードになるのかい?(って言うかならへん訳が無い)
その約5分後。。。タマが帰ってきた。タイム7分30秒。。。(オレの昼間の試走時と同タイム)
あ〜ぁ。始まっちゃった。
タマの次のライダーはスカル親分。。。その後にはちっちゃいおっさんも控えてるのに。。。
この時点で12時間が経過。後12時間?未だ12時間?
でも、足を引っ張らんで良かったと安堵の余韻に浸ってたけど
ウエアも川渡りでビショビショに浸りめっさ寒い。
あ、勿論走り終わった後ヘルメットを脱いだら頭から湯気がフォワァ〜ってなってた。
ぽっちゃりないくろ〜としては当然と言えば当然。イェイ!
その後タマは7分台を連発してたみたいでイカレた傭兵達は盛り上がっていたが、
蒼監督の表情が見る見る内に変わっていく。あと12時間持つかねぇ?
「知らんで〜タマ。おこらえるで〜。」
1時間を走り終えたタマに蒼監督が「(バイクを大事に)抑えて走ってって言うたでしょう!!」って
半分呆れた感じでおっしゃられていた。
多分タマには「(後続車を)抑えて走れ」って聞こえたんやわ。で、スカル親分に交代。
レース後の余談での話しでは、タマ曰く
「他のメンツのタイムには負けても良いけど、いくろ〜にだけは負けられんのんっすョ。」
って、、、あなたはこないだのアクションエンデューロのオープンAのチャンプですよ
しかもトレールのCRMで。(ウヒヒ。地雷置いちゃった)で、
オレはプロダクションクラスで表彰台に届くか届かないかのライダーですよ?
そんなん過去の成績から言うても負ける訳ないやん。
話は戻って、この後のタイム結果は怖くて聞きたくないので、
次の走行は翌朝8時やから無理して起きず寝ることにした。二人共爆睡。あっと言う間に朝。
着替えてピットに入って順位を聞くと、クラスではぶっちぎりの1位で総合8位らしい。
総合トップと2位はRT168さんのワンツー。で、約20周離されてるとの事。
う〜ん。難しいねぇ。
午前8時 2回目の走行時間がやってきた。
コースは山間部は大きな石が少なくなり河川敷部はフープスみたいになってるとの事。
1周目は様子を見るためチョットゆっくりめで走った。でもコレが裏目に。。。
川渡りの手前でアクセルを閉じたらフロントが砂利に取られてボテゴケでバイクはその場に止まるが、
オレの体のベクトルは止まらず目の前には大きな水溜りが。。。この水溜りではコケられん。
とザクザクジャブジャブと走るも転倒。上半身は助かったけど下半身はビシャビシャ。
未だ1周目ですよ?テンションダダ下がり。。。になる訳が無い。多分ピットではタイム取ってるねん。
挽回せなアカン。
それと山間部に入る手前の広いストレートから大きなギャップを越えるまでがメッサ気持ち良い。
殆ど開けっ放し状態。下りもフルサイズを抜けるので気持ち良いけどチョット怖い。
夜間では見えへんかったけど、落ちたら崖っぽい。見える怖さを知った。タマも同じこと言うてた。
その後の周回はフルサイズのバイクを抜くために登りで何とか喰らい着いて
下りで抜くパターンが続いた。小さいのんで大きいのんを抜く瞬間は最高。コレはハマル。
で、その後転倒せず8周の周回後にタマに交代。とりあえず仕事をやり遂げる。
今回のオレのベストラップは7分1秒。
相変わらずのタマは6分前半で走り、皆はイケイケ〜フォ〜!ってな感じでノリノリやったけど
蒼監督の表情は相変わらず硬い。いや、この時間になるとヤツレてるって言った方が合っているかも。
なんせチームの指揮間として既に30時間近く不眠不休が続いている。
ほんまに凄い。オレには真似出来ん。も一回言うとこ。オレには真似出来ん。
午前11時 この頃になると皆起床。
すると昨日応援に来てくれた千羽鶴じーまさんが今日も来てくれて、
なんとオニギリを創って来てくれた。このおにぎりも余裕でペロって入る。
ごちそうさまでした。
順位はクラスではぶっちぎの1位。総合では7〜9位をウロウロしていた。
この時点で残すは2時間。全員(監督を除いて)が1時間の2セットを走りきり、
残りの時間は希望者が3周位の交代で走り残り30分までやってきた。
この時の空気は「やっぱりチェッカーは監督やないと。」って雰囲気で
蒼「ええのん?ほんまにええのん?」
蒼「そやけどオレが乗ってて最後の最後でバイク壊れてリタイヤって嫌やなぁ。」
蒼「ほんまにオレ?」といいながら顔は満更でもない。

皆が最後のライダーの監督を送り出す。
感動する場面の様に思えるが、走りはヘロヘロ。
走り始めて30メートル後の未だピットロードで危うく転倒しかけ皆をヒヤヒヤさせる。
時間的に残り2周。スタンディングもままならない状態で2周を終えて帰ってくるが
チェッカーギリギリで帰ってきた為もう1周のオマケがついた。
蒼「うそぉ?2周のつもりで出て行ったからもうフラフラや。」
ってアナタ。
30時間不眠不休やのに走る前からフラフラやん。
皆の温かい手に再度背中を推されチェッカーの待つゴールへと走り出す。

ゴールラインは多くの人が集まりまさにフィニッシャーズロード!!
24時間を戦い抜いたライダー達への祝福の拍手と歓声が上がっていた。
それから約8分後ゼッケンナンバー34を付けたバイクが河川敷の向こうに写り感動のゴールを迎える。
午前11時過ぎ無事ゴール。
何とも言えない達成感、安堵感が漂い
クーラーボックスの中のキンキンに冷えた炭酸飲料のプシュッ!と言う音が聞こえ始める。
チョット待てよ?乾杯の前にやるべき事が有るんでない?
そう、皆口には出さなかったが考えてる事は同じであった「監督の胴上げ」である。
ちょうど着替えを終えた監督がプシュッとやる前にその胴上げが始まった。
「わ〜っしょい!わ〜っしょい!わ〜っしょい!わ〜っしょい!」
続いて24時間頑張ったマシンを約2ヶ月掛けて製作してくれた怪人さんも
「わ〜っしょい!わ〜っしょい!わ〜っしょい!わ〜っしょい!」
続いてチーム内最多周回数を記録したタマにも
「わ〜っしょい!わ〜っしょい!わ〜っしょい!わ〜っしょい!」
続いてマシンの電装を創ってくれたFujiiさんも
「わ〜っしょ」と行くはずが「オレ腰痛やからカンニンして〜。」と治るまで?と持ち越しに。
表彰式前に各自椅子やガソリン缶を片付け終わったら自然と輪になるように集まり
完走出来て良かった。楽しかった。
又来年も同じメンバーで出たい。と、レースの座談会が始まり
最後は監督の言葉で閉めてもらおうとした時にサプライズが。。。
蒼「みんなほんまに頑張ってくれて有難う。このメンバーでやれた事がほんまに嬉しい。
なんて言うて良いか解らんけど有難がくぁwせdrftgyふじこlp;@した。」 あ、泣いてる。
でも誰かのツッコミですぐに素に戻った。
「はやっ!劇団スカルや。」
ほな表彰式にでも行く?って事で全員がゾ〜ロゾ〜ロと動き出す。
チームの代表として誰が表彰台に行くのん?との会話がチラホラ。マシンを提供した怪人さんともう一人は?
蒼「おい!コバ!言ってこい!」
コバ「え?オレですか?」
蒼「ええから行ってこい!」
コバ「は、はい。」

でも、蒼監督は表彰台のてっぺんに立ったコバさんを見て
蒼「おいコバ!何を天下取った様な顔してんねん!」
って行け言うたんアンタじゃん!
※パ○ウ〇ーブの話は遭えてやめときます。多分覚えてないと思いますが詳細は怪人さんに聞いてください。
以上、坂内24時間に関わった全ての皆様お疲れでした。
ほな又来年坂内で。
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